バックヤードウルトラ東京高尾大会2022参加

昨日は今年最終レースでもあるバックヤードウルトラ東京大会に参加してきました。

バックヤードウルトラは以前のブログで紹介しましたが、超ざっくりに話すと

・1時間で6.7キロ走る

・24時間で160キロ

・路面傾斜は自由

・最後の一人が唯一の勝者であり、完走者

・60分で6.7キロ走れなかった人、脚が痛い、体調不良で出発できなかったら失格

・ずっと続けていた人のみが完走

・その他は失格

という周りがいなくならないと自分が完走できない熾烈な戦いですw

でも自分はもちろん完走したいですが、今やレベルがとんでもないことになっていますので

体がいくつかないと太刀打ちできません。

なので今回はこのスポーツの理念を度外視するようですが、自己ベストを目指しました。

バックヤードウルトラは2020年にまだ全国同時開催前に出場し27時間まで走り切っています。

その時は足裏に痛みがでて、走れなくなりました。悔しかったです。

その2年前から少しでも成長して記録を狙っていました。

結果

・予想や目標を大きく上回る37時間(248キロ)を完走。(しかし失格w)

・ラスト4人まで残る

という好成績でした

バックヤードに向けた練習

・とにかく練習メニューにジョギングを多め多めに入れました

・自分にとってジョギングは、リカバリーランと呼ばれるかなり遅いペース

エンデュランスランジョギングで軽い会話ができるスピードでのジョギングを60分~120分を繰り返し行いました。

同時にペースや心拍計もつけており、大体の心拍数でどのくらいの強度なのか視覚化していました。

・バックヤードウルトラ高尾大会は下り、上り、下り、上り、下り、上りの3セットです。

・下りの時はリカバリージョグの心拍、上りも極力リカバリー心拍で進みますが、疲れてくると、更に上がりエンデュランスペースになるので、60分や120分やった時のレースの運動強度が予想できます。

例えば、60分エンデュランスランをやって、終わったあとの疲労感が10だとして、レースのとき、どこまで追い込めばこうなるんだと予想ができます

なので、個人差があるジョグペースを体に叩き込めジョグは大事な練習です。

バックヤードウルトラの展開

今ではいろんな情報が出回っていましたが、なかなか全部自分に当てはまるかはわかりません。

自分の経験を最重要視して対策したものが

・足裏痛の予防(2020大会でリタイアした原因)

・睡眠対策(カフェインの採り方、サポートのお願い)

です。足裏はコジコジボールという足裏にあててコロコロ転がし、マッサージするものを持ち込み、毎周コロコロやっていました。

おかげで足裏の痛みはゼロ。事前の予防が効きました。

シューレースもサロモンのクイックレースに変えて、ストレスを減らしたのもよかったです。

睡眠対策はカフェイン投入のタイミングです。

前回17時間で投入。カフェイン断ちしていたこともあり、効きまして、なぞのペースアップ

その後切れてからは、あまり集中が切れていまいちでした。

今回はなるべく後半の苦しい、特に夜に向かっていく時間帯にレッドブルを投入。

28時間だったと思います。自分の目標に達する時に投入。

3時間分くらいはぱっちりし効果があったように感じます。

36時間くらいで最終的に最後のレッドブルを投入しますが、1回目よりも効果は薄くなる感じでした。

・カフェインは間隔をあけてとることが効果が出る

・常時使いすぎていると体が慣れすぎて効果が薄く感じる

・胃を荒らす効果もあるため、一緒に固形物をとっている

この辺りを注意して使っています

コースの特徴から、自分のマイルートを選択しそこをひたすら続ける

・単純に言えば林道、しかしアップダウンを3回繰り返すちょっと特徴的なコースです。

・わだちになっている路面も右と左で、足裏をフラットに接地できるか、斜めに接地してしまうか、こんな細かいところでも100往復くらいするため、ダメ―ジの蓄積は変わります。

そのためにわざわざ高尾のコースに行くのは非効率なので、最初の3ループほど、良い路面探しの旅だと思ってゆっくり走ります。

今回それがうまくいき、走れる場所、歩く場所を完璧に分け、そのプラン通りで49分~50分で回れることを確認し実行していきました。

ルートを他の選手と被ると入れませんが、前を走っていれば動きたい放題!

なので、意図的にスタートし下り坂で先頭や2,3番手につけ、自分的おすすめルートを確実に踏んでいくと、累計ダメージを減らす戦略です。

出た人しかわからないw注意スポット

・グリーンセンター出てすぐの下りは動かない岩が出ており、可能な範囲きれいな路面を選びます

・下りきるまではリカバリーランペース(心拍110以下)

・折り返してから上り、ゆっくりステップを踏み、ジョグで進む

・左側に川が出てくるポイントまでなんとか我慢してジョグ(わりと傾斜きつめ)

・川の脇を上がると、橋までちょっと、そこをウォークで刻み、橋の上は再びジョグ

(基本、路面が良い、コンクリ―トはステップを踏んで走って上がる)

・橋を渡ると、緩やかな登り。ここはジョギングで進みます。

・その先も何点かジョギングポイントはありますが、歩きとジョギングの使うところを分散し、疲労分散の意図もありますし、気分転換にもなりますね

・グリーンセンター前に着くと割と平坦ですが、観戦に来てくれた人たちが応援してくれテンションが上がるポイントです。ここで心拍数を上げてしまうと余計な疲労になるため、応援に応えるためにも歩きにしました。

なので、歩きポイントがかなり多く、頑張る(惰性だが・・・)のは最初の下りなど

そうすれば49分くらいで行けますね。

最後は夜の雨でペースダウンしてしまい49分では間に合わないので、グリーンセンター脇を歩きからジョグしたり調整していました。

こんな感じの戦略がうまくはまってこの予想以上の記録が生まれました

まとめ

今回は準備段階とレース戦略について書きました。

少しでも参考にしていただければ幸いです

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