前回に引き続き、今週金曜日に行われる富士登山競走に出ていたころを振り返って、あるあるを書いています。
ここ近年は出ていないので参考にならないところが多いかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。
富士登山競走あるある②
•ロードランナー、トレイルランナーが集う心肺能力、登り能力日本一決定戦
→トレイルレースともロードレースというカテゴリーでもなく、距離はハーフですが、富士登山競走という独特のカテゴリーのレース。
ロードレースでのライバル、トレイルランナーのライバルが集結していました。その中で勝負し、山頂で集合写真。なんとも言えない一体感と今年もきたね!という仲間意識が凄い楽しかったですね
ロードランナーの方はやはり馬返しからは苦戦されていてそこで交わす場面が多かったです。いつもと違うフィールドでの闘いはまた違った結果が出ます。
•自分的必携品、マスク、ゴミ袋ウインドブレーカー
→コロナ禍ではなかったときから、マスクをボトルポーチに持ちました。
理由は下山時の埃を吸わないため。下山道は火山灰の急下りがかなり長く続きます。そこを1000人近くのランナーが小走りに降りて行くので砂埃がすごい!マスクはあったが良いです。
ゴミ袋ウインドブレーカーは大会から参加賞で支給されたときもありました。90リットルサイズくらいのゴミぶくろに頭と腕が通せる穴を開けただけのもので、くるくる巻けばかなりコンパクトにもてます。
山頂にゴールしたあとも天候良ければ後続の仲間たちを応援したくなります。そんなとき走っている格好だとかなり寒いので防寒を待つのをおすすめします。
•制限時間ギリギリの応援は熱すぎました泣
最大のクライマックスはここじゃないでしょうか?
4時間半の制限時間が迫る中、最終コーナーに応援の人が人垣を作って、ランナーに最後の声をかけます。
それがほんとすごくて!迫力がありました。
ギリギリで飛び込んでくる人
這いつくばってくる人
あと数秒足らず涙する人
そしてその人に向けられる万代の拍手
この大会の最大の魅力はここだなと感じますね!
戦略編
•馬返しまではとにかく走る。10キロのタイムトライアル。なので10キロのタイム更新を狙うような練習が富士登山競走には有効に思える
•馬返しから5合目はまわりの流れに乗る。走ったり、歩いたりの繰り返しでなるだけ省エネで流れに乗る。
トレイルが細めのところもあり、前に出るときは力を使いすぎないように気をつけて!
•佐藤小屋に出たら6合目まですぐ、森林限界を出るので暑い時はぐっと気温が上がる。応援があり、力を借りる!走れる火山灰トレイル。うまく体幹を使い、走り歩きで進んでいく
•花小屋から岩場が現れる。登りっぱなし、高出力で2時間近く踏ん張っている体が悲鳴をあげている。つることを防止するために塩分タブレットをコンスタントに補給していた。
•登山道のカーブ、折り返しは一番段差が軽いところでステップで上がる。ステップをするのは歩くと走るのでは使う部位が違って分散させるため。ここまでくると歩き主体なので、走る動きで乳酸を、散らす
→大会記録を持っている滝ヶ原自衛隊の宮原選手が本で書いてあった
カーブや折り返しの段差はちょっと遠回りでも段差がない部分をあがる。そうすると足が少しのこりラストに使える
•8合目はながく感じる、8.5合目を見るまでは辛抱。とにかく歩き、走りをリズムよく刻む。空気が薄い、呼吸は吐くことを意識し、胸を張る。
•途中、水分、ジェルはやや多めに積極的に補給する。短いレースの鉄則。
•9合目の鳥居を通過したらあと少し!周りの人達もきつい!自分もきつい!声を出して進む!
•最終カーブから栄光のフィニッシュへ!タイムは兎も角走り切れた、自分に感謝する。
最高の瞬間です。しっかり味わいましょう!
•下山は知り合いと反省会。来年はこうしようとかもう次の話をしていました。
•バスでおにぎり食べながら会場へ。自分は興奮で寝てませんでしたがSNS更新したり、余韻を楽しんでいました。
まとめ
•懐かしい富士登山競走の思い出
•最高の金曜日
•本当にずっと苦しいレース
•山頂に立ったときの達成感がハンパない!
久しぶりの大会開催、出場される選手の皆さん、頑張ってください!
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