彩の国100マイル2022(後半)

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前回の記事でNorth終了し、ニューサンピアでの準備まで書けました。

South1

 ニューサンピアの裏山をゆっくり登り走り始めるとNorthでボロボロだった足が意外と動く。

たった15分ほどの休憩でも効果は絶大でした

荷物が満タンに戻るので、肩に負担がかかり、入れすぎたかな?と不安になる

ただ、ライトが頭と腰に分散されたため、パッキングは楽になった

ロードに出ると、明るい!

前にたくさん選手が走っている。まだ元気そうで走っている人多かったですね

North終了直前で見た人ばかり。やはり同じくらいで行く人は決まってくる。

ペーサーで賑やかに

ペーサーをつける人も出てきて賑やかだ。ものすごい勢いで会話しているペアがいました。きつくないんかな。

ペーサーはすごく引っ張ってもらえたり、補給を知らせてもらえたり、メリットばかりですが、

あまりにもペーサーが元気で、きついときにグイグイ引っ張られるのは、選手としてはきつく、逆にオーバーペースで潰れちゃうのでは?というデメリットあるなと思いました。(そういうペアをたまたま見かけてので)

もし、元気なら会話も弾むし、ペースも上げれるんですが、落ちている時間帯だと話かけないでとかなりそうで、自分は今のところ合わない方かなと思いました。

もちろん、相手がなんでも言えるような、沈黙も許容してくれるような、信頼のあるペーサーであれば、自分の力を120%出してくれると思うのでそんな相手ができると良いなと思います。

まずは、試走など長時間行動を一緒にやる等の準備はあったが良さそうです。

South1の話に戻る

脱線しましたが、五大尊からの登り。

ここ結構急できついです

足にもダメージがあり、荷物もマックスなのでなかなか進まないイメージできつかったです。

大高取もなんとか越えて、桂木観音エイドへ。

おにぎりがありがたかった!歩いて食べながら進みます。

東吾野までは結構油断しがちですが、侮れないトレイル。

50代の元気な選手とペースが合って進みます。

ライトもこの辺りでようやく点灯。18時30分くらいで足元が危険だなと思ったところでした。

夜になってもところどころで雨で、足元はぐちゃぐちゃがデフォルトに。

怪我だけしないように進みました。

福徳寺にようやく到着。数名座って休んでいる選手も見かけるようになっています。

キコカのエイドでもしっかり水をもらい、エブリサポートでドリンク作り。

電解質と水分の量には気を配りました。

ちょっと前から100キロの選手にも抜かれ始めました。

しかし、確か、トップの方はダントツ。結果見ると凄いタイムでは走っていましたね。

天覚山への登りは試走のとき、割と早くないけど、楽に登れる感覚があったんですが、今回は一番きつかった。。

がれていて、足元見にくい状況で急登は疲れた重い体ではきつかったです。

気づけばペースが落ちて、後ろにトレインができていて、ご迷惑おかけしました。

ここからはギザギザのトレイルが続く難所。

特に大高山直前の壁のような急登は眠気も少しあり、帰りたいなと弱気な心になっていました。

なんとか越えて、前坂、竹寺へ向かうルート。

エイド間500ミリのドリンクでやりくりしてましたが(1リットル持っていたが500ミリ満タンで片方手付かず状態でした)さすがにこの区間は中沢付近で水の残量に不安が。

竹寺への壁のような急登も、我慢の牛歩。

足は死んでますが、これも承知の助でした。復活を待ちます。

嬉しい出会い

竹寺で嬉しい出会いが!

チーム100マイルに所属していたときから知り合いのkさんがペーサーで参加されており声をかけてもらいました。

少し話しながら進み、禁断?!の質問

この位置で、サイラー(完走)届きますかね?

「絶対!できる!」

力強いハッキリとした返事で力をもらいました。

急登の連続で心がやられ始めたところで喝が入りました!

子の権現は本当に深夜営業やっていました!(疑っていたわけではありません笑)ほんと凄い熱意です。ありがたい!

西吾野への下りも途中ちょっと登り返すルートが地味にきつい

苦手区間もなんとかクリアし、西吾野着

夜に通る、あのトンネルは怖かったけど、その先の急登が倍の怖さがありました

厳しい登りですが、ちょっとずつ進んでいる、その感覚が嬉しかった

高山不動でエイドが無い!って一瞬焦りましたが、グリーンラインに設営されていまして一安心。

しっかり水補給。タイム的にサイラー微妙かなと選手同士で話します。

エイドの方から、

また来てください!と言われました

はい、絶対行きます

と即答しました。まだ心は消えていません

関八州見晴台から下り、ここで異変です。

足の異変

なんか左足の甲が痛い

なんとか走れるので進んでいきますが、ときよりデフォルトのぐちゃぐちゃトレイルが痛い足に襲ってきます。

これはいかん。。

また弱気な自分が顔を出してきました。

リタイアの理由ばかり考えてしまいます。

長い下りを終えると頭の中には関門アウトのことばかり考えていました。

足の甲をかばいながら走りますが、どんどん痛くなるばかり。。

桂木観音まで歩き倒します。

これらサンピア戻れても出れないか。。関門ギリギリでも、次の桂木観音が間に合わない。

余計なことばかり計算してしまいます。

大高取からの下りは激痛との闘いで辛かった。。

ロードに出ても走れません。

ニューサンピアでの葛藤

サンピアに戻ると少し考えます

右足首にも左足と同じ症状が出始めていました。

悔しくてたまりません。

何をやっているんだと自問自答を繰り返しました

考えるな!まずは行動!

出るぞ!

3周目の補給をぶち込んで、サンピアを出ました。ボロボロです。

走り出しても2周目の感覚とは違い、足が痛くてどうしようもない走りでした。

そんな中、同じような関門ギリギリを走るであろう選手の方を目にしました。

これから13時間でSouth2まわれないよ。と心の底で思いながら、頑張ってくださいと道を譲っていました。

強い選手

その中には女子2位になったUさんもいまして、ペーサーも有名なYouTuberがついていました。

その選手は最終的にはぐんぐん順位を上げ、31時間代で制限時間を余裕でクリアしゴールされていました。

弱気なハートでリタイアした自分とは大違いでした

メンタルコントロールがうまい、それが強さだと思いました。

最後のとき

桂木観音に到着し、足も限界。

明日の仕事やこの後の片付け、無事にまず帰ることを約束していた家族のことを考えていました。

結局は自分が諦めたことを何かのせいにしたくて

リタイアを決めてスタッフに伝えました。

これで自分の2022年最大の挑戦である彩の国100マイルが終わりました

まとめ

•足の痛みがなければという思いもあるが、それが出たのは実力不足

•メンタルコントロール部分の課題、自分の弱さがよくわかった

•高山不動で入った、「スイッチ」がメンタルコントロールのカギだと思う、次の挑戦には今回の気持ちが活きるはず

•結果は出なかったが過程は本当に楽しめた。

これは後日書きたいと思います。

長文読んでいただきありがとうございます!

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