イメトレでハセツネダブルをなぞってみる②

前回に続き、なかなか試走に行けないのでイメトレでリスクマネジメントしようかなと10年前に研究していたハセツネについて書きたいと思います。

今回は、ダブルということで、2周目にどうなるか?という予測も立てていき、それに応じた対応や装備を考えられたらと思っています。

前回、第一関門の浅間峠まで書きました。制限時間が3時間半。調子が悪ければここで終わっている可能性もあります。

想定では3時間15分くらいで通過してそのあとを考えてみます

浅間峠~月夜見第2駐車場

浅間峠では大きな声援が飛びます。本当にありがたいことで、浅間峠も山の中ですが、登山口から30分ほど時間がかかります。

そういった便が悪い場所でもハセツネになると、凄い人数の応援の方が駆けつけてくれるのです。

浅間峠まで厳しいコースをひたすら前に進む、潰れないということを考えて集中して進んでいた中、急に声援が聞こえてきて、見えたところで大歓声。

もちろん何千人とか何万人という大声援というわけではなく、30人ほどの声援ですが

自分には大声援に聞こえます。

トレイルのすぐ脇で応援してもらえるので、ゼガマを彷彿とさせる声援をもらえている気がします。

ハセツネの中で一番感動する場所はここだと思います。ゴールよりも感動します。

走っててよかったと思えるくらいの瞬間です。

ここでしっかり力をもらって、次の区間に行きます。

スタートから1時間の中で補給を40分で粉飴ジェル、20分をピーナッツバターという組み合わせで進もうと考えています。

最初の90分は補給なしで進み、そこからストップウォッチを押して、あとは補給のラップを見ながら進む感じです。

浅間峠を過ぎても、そのリズムで進みます。

日原峠、土俵岳と上り基調ですが、浅間峠までの道のりに比べると楽に感じてきます。

だんだんと暗くなってきて、気温が下がってきたのも要因かもしれません。

丸山の巻道を過ぎ、笹尾根を進んでいきます。

笹尾根は走りやすい斜度でスピードをあげれそうですが、

以外に路面に根っこが張り出している箇所やトレイルが細い部分があったりと

足元に注意が必要です。

路面が悪い部分はなかなか進まないうえに、疲労がたまっていきます。

慎重に削られないように進みます。

西原峠付近にくると、ほぼ森の中は暗くなってきます。

足元も危なくなってきますので、まずザックを下さず、ハンドライトで進みます。

この時間まで、前につけているボトルだけで水分が足りていると想定します。

1.2リットルでここまでこれていたら上出来で、あと600ミリリットルのボトルがザック後ろに入れて持っていきます。

前の空ボトルを背中の満タンボトルと差し替えないと、小まめな補給はできません。

そのボトルの入替をコースをそれて止まって、ザックの入替を行います。

そのタイミングにヘッドライトも装着します。

極力止まる時間を減らしてタイムロスを減らそうと考えています。

そんなことをやっているうちに笹尾根が終わって、三頭山のとりつきに行ければ〇です。

三頭山への上りはひたすら歩きます。ここも歩きでも上げすぎないように小刻みでリズムを大事に進んでいきます。

調子が悪いときは本当に辛いです。しかし、しっかり補給も水もリズム通り走っていれば、いつか復活すると信じて進みます。

大沢山、三頭山避難小屋を超えるともうすぐ山頂です。

ふーっと一息ではなく、鞘口峠までの下りもワンセットと考えて、息を抜かず進みます。

三頭山山頂のタイムも気になるところです。月夜見第2駐車場の関門時間が6時間半なので余計に焦ります。

ただ、遅れても速くてもそれが自分の今の力なんだと受け入れて気にせずとにかく進みます。

鞘口峠までは人工的な道で分岐も多く迷いやすく感じます。

避難小屋等通るときもありますが、行かない年もあったかと思います。

鞘口峠直前の激下りはナイトランになりますし、危険です。

自分は悪路下りに弱いので、後ろに渋滞を作ってしまって申し訳なくなってしまいます。

ただ、その時は、気にしすぎず安全運転でおります。捻挫した年もあっただけに遅くても無事に通過できれば問題なしです。

鞘口峠から風張峠などのロードに出たり引っ込んだりを繰り返します。

鞘口峠からすぐに月夜見とは思わないことが大事です。

鞘口峠まで激下りを進んでいたので足も下り足になっています。

その状態から結構急なトレイルの上りに入り、段差が大きいパワーを使うトレイルが続きます。

結構ここが苦手ポイントで足の強烈な疲労を感じ、これ最後まで持たないとか、御前山で撃沈確定!とかネガティブな気持ちになりがちです。

しかし、下りから上りに切り替わるタイミングで、足にぐっと負荷がかかるのは当たり前で、補給をしっかりできていれば、復活する可能性があると我慢して進みます。

ロードに出るようなところで水が残っていればとりあえず、月夜見第2駐車場までの給水計画はOKです。

月夜見第2駐車場はだいたいガスがかかっています笑

明るいのでライトをオフし、節約。ザックを下して、ボトルにエブリサポートパウダーを入れます。

ボトル2本に水を入れてもらい、あと0.3リットルはボトルでエブリサポート割で一気飲み

なんだかんだ、月夜見までは水分を我慢しているので、しっかり給水することは大事ですね!

ボトルを前1本、後ろ1本に入れて、ザックのバランスをとってリスタートします。

ここの6時間半の関門が勝負になります。三頭山まで何時間とか、鞘口峠まで何時間とかは考えていません。

ただ過去、ゴールタイム10時間41分。3時間26分で浅間峠を通過した年は、月夜見を6時間38分で到着していますので、この時点でリタイア。

今の力的にはここまでがギリギリの戦いになると思っています。

まとめ

・1周目月夜見が関門への最難関

・三頭山の登りはとにかく我慢

・鞘口峠からの上り返しがペースダウンポイント(我慢して進む)

・月夜見での動きを決めておき、無駄なくリスタート

以上、完全にイメージの世界ですが、参考にしていただければ幸いです。

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